低体温解消法はある! ~低体温は病気の根元~  2011.11

女性の大敵、便秘、肩こり、生理痛、肥満、肌荒れ、腰痛などは冷えが原因と言われていますが、冷えが慢性化すると低体温体質になります。

■貴方は最近体温を測りましたか

低体温により、血行が悪化し、全ての細胞の機能が低下します。35.5度前後の体温が続くと自律神経失調症が発症し、代謝機能の低下や排泄機能の低下が生じるとされています。具体的には、体調不良、不眠、集中力低下、体温調整不可、目まい、むくみ、肥満、老化の進展などの自覚症状が出てきます。35度以下になると免疫力の低下が目立ってきます。腸内の悪玉菌が活発になっていろいろな病気を引き起こすのみでなく、遺伝子の誤操作が多くなるため、がん細胞が最も増殖すると言われています。

■子供の低体温化が深刻

低体温の方には女性が多いのですが、最近、子供や男性にも36度未満の人が増えつつあります。特に、子供の低体温化は深刻なのです。小学生全学年を対象に、朝起きた時の平熱体温をアンケート調査した結果、36度未満の子供は約40%もいたそうです。体温が1度下がっただけで、免疫力は40%低下し、基礎代謝が12%低下するとも言われています。つまり、病気になり易く、むくみ易くて、肥満が増える傾向にあります。

この原因として、運動量が減り、熱生産の元である筋肉量が減ったためと、自律神経のアンバランス、汗をかかないことなどが考えられます。

 

■■自力低体温解消法

■筋肉量を増やす

筋トレ、早歩き、スクワット、階段上り下り

■汗腺の働きを強化

汗をかく、乾布摩擦、サウナ、岩盤浴、半身浴

■自律神経のバランス化

交感神経の緩和と副交感神経の機能向上、呼吸法、氣功、整体、ヨガ、アロマオイルの利用、フラワーエッセンスの利用

 

■■与野健康プラザがおすすめする効果的低体温解消法

■時間をかけて、しっかりと改善したい方

・可視光線照射

赤外線や赤色よりの可視光線は透過性に優れ、体内深部に達し、吸収されて熱エネルギーに変換されます。体内深部の臓器血液循環を活発にして、低体温を改善します。

・乾式岩盤ドーム

通常の岩盤と異なり、玉川温泉の湯の花ボール、遠赤外線ボール、マイナスイオンボールの三種類のエネルギーを使用して、低体温の改善に効果を上げています。身体への効果として、 血管拡張、血流促進、代謝障害回復、組織の賦活、酵素生成促進、免疫力向上、ストレス軽減、リラックス効果、疲労回復、不眠改善、集中力向上、有害物質の排泄、血圧異常改善、むくみの改善などが挙げられます。

■時間のない方

・BLC還流法

血液、リンパ、脳脊髄液の還流を行います。

老化を遅らせ寿命を延ばす  2011.08

2000年、マサセッチュー工科大で長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が発見されました。これは、人であれば誰でも持っているものです。長寿遺伝子は通常寝ていますが、ある方法で働きがスイッチオンになります。

■老化の原因
 まず、老化の原因から考えていきましょう。

  1. 人のどの細胞にもミトコンドリアというエネルギー工場があります。加齢によりミトコンドリアが弱り、数も減り、活性酸素を多量に発生します。その結果、しわ、しみ、物忘れ、認知症、白髪などの老化現象が生じます。
  2. 加齢により、免疫細胞が暴走して、自分自身の他の細胞を攻撃します。特に、免疫細胞は血管壁に入り易く、これが動脈硬化を起こします。

■カロリー制限の効果

腹七分や小食はカロリー制限(以下CR)ですが、ここでは食べ物のカロリー30%減という方法をとります。ウイスコンシン大学のアカゲザルの実験では、CRしたサルは若々しく、生存率80%なのに対して、普通のサルは皮膚のしわが多く、生存率は50%でした。CRを行った時、第10染色体からサーチュイン遺伝子が発見されました。サーチュイン遺伝子はサーチュイン酵素を発生させます。どのくらいの期間でサーチュイン酵素が増加するかというと、金沢医科大の実験ではCR後、7週間で増加が認められました。

■サーチュイン酵素の働き

  1. ミトコンドリアから生ずる活性酸素を消して、若々しくします。
  2. 老化を起こす別の遺伝子のスイッチをオンにし、ミトコンドリアの数を増加します。
  3. 自分の細胞を攻撃している免疫細胞をおとなしくさせます。一例として、免疫細胞を引きつけていた血管壁の物質が減少し、動脈硬化が改善されます。
  4. 傷ついた遺伝子を修復します。
  5. インスリンの受け渡しをスムースにします。
  6. 100種類近くの老化の原因をおさえます。
  7. 以上から、サーチュイン遺伝子は若返りのみではなく、生活習慣病の改善にも寄与して、寿命を延ばすと考えられます。

■植物成分の摂取でCRと同じ効果を得る

2011,6,12「NHKスペシャル あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~」が放映されました。その中で、長寿遺伝子を働かせる物質として赤ぶどうの皮から抽出された「レスベラトロール」が紹介されました。この放映により通販会社の商品は売り切れになったということでした。しかし、現在、アメリカでは100種類以上のレスベラトロールが売られており、正直ブームはもう沈静化しているようです。成分の研究は、以後かなり進歩しているのですが、NHKでは放映されませんでした。

ウイスコンシン大学のトーマス・A・プロラ教授らの研究によると「レスベラトロール、エピガロカテキン(緑茶)、ケルセチン(玉ネギ)など40種類以上の成分を評価しましたが、成分単体よりも、ザクロや冬虫夏草などいくつかの成分を組み合わせることで、効果が高まることがわかってきました」とコメントしています。詳しくはお問い合わせください。

なでしこジャパンの潜在意識

なでしこジャパンのW杯初優勝!未だに涙ぐましい感動が甦ってきます。マスコミは勝利の理由を「日本の底力」「最後まで諦めない執念」「強固な団結力」のたまものと表現していますが、確かにそれは間違いないことでしょう。しかし、なぜそんな力が大舞台で出せて、願望どうり実行できたのかは、あまり詮索されていません。私は優勝後の澤選手のインタビューで「決勝の前の晩、優勝するシーンしか想像できませんでした」という言葉に真相のヒントを感じました。

澤選手の言葉をもう少し、詳しく表現すれば「青いユニフォーム、青いパンツ、青いソックスを身に付け、表彰台の上でトロフィーを掲げる姿を脳裏にしっかり焼き付けていた。潜在意識に刻み込まれたイメージは優勝したシーンしか想像できなかった」ということではなかったでしょうか。すなわち、大脳は戦う前から優勝しているのですから、どんな苦しい展開になろうと必ず勝てるはずだと思っているはずです。現に、後半で失点しても、土壇場で取り返しました。

延長戦で再び突き放されても、潜在意識は「優勝するはず」と入力されているので、残り時間3分前、コーナーキックからのニアボールを澤の起死回生のシュートで追い付きました。米国は半ば勝ったものと思っていたのでしょうが、日本の潜在意識には勝てませんでした。PK戦の前のなでしこの映像からはリラックスムードが感じとれたでしょう。もうこの時、勝負は決まっていたのです。潜在意識に焼き付けられたイメージは24回戦っても一度も勝てなかった相手に勝つことができたと言えるでしょう。

なぜデトックス(解毒)効果が小さいのか?  2011.07

私たちは知らず知らずの内に、1日に15g、1年に5.5kgの合成化学添加物を摂取しているそうです。口からの経口吸収により、体内に入った添加物は肝臓に行き、分解されて一週間で90%は体外に排出されることになっているそうですが、実際は新陳代謝の悪化により、老廃物や毒素をスムーズに出せない体になっており、さまざまな症状を引き起こしているようです。また、最近特に問題視されているのが、皮膚から入り込む合成化学物質の経皮・粘膜吸収で、血管・リンパ管に入って全身に回るものと皮下組織に蓄積されるものがあり、通常10日間かかって10%が外に出るにすぎません。

例えば、シャンプーに添加されている合成界面活性剤は、1回のシャンプーで蓄積されたものは100日間かかって外に出てくるそうです。添加物の体内の蓄積量が、あるレベルに達すると表面化してきます。すなわち、便秘、肥満、冷え、むくみ、疲労感、アトピー性皮膚炎、ニキビなどの体の不調です。こんな時に必要なのがデトックスです。デトックスには今話題の岩盤浴で汗をたっぷり流す方法、食事を考慮して便をどんどん出す方法、アロマセラピーなどがありますが、現代人はデトックス機能そのものが低下しているので、努力しているわりには満足する結果がでておりません。

デトックス機能は代謝機能、免疫機能および腸機能から成り立つと思われます。生活習慣からくるストレスはビタミンやミネラルを必要以上に消費し、しかも活性酸素を増大する結果、自律神経の働きを乱し、代謝・免疫・腸機能を低下させるため、デトックス機能を落としているということです。すなわち、デトックス機能を向上させるには、ビタミン・ミネラルを摂取し、活性酸素を除去することが必要不可欠となるわけです。体内の深奥部の蓄積物は栄養素で排毒する必要があります。

有害化学物質を体外に排泄するにはビタミンとミネラルが必要です。両者とも本来、食品から摂取されますが、ここ50年は栄養素が激減して両者を体に取り込むことができなくなっています。そこで、バランスのとれたビタミン・ミネラルをサプリメントとして摂る必要性に迫られているようです。また、活性酸素を除去するには抗酸化作用のある成分を含んだ食品を摂ることが重要となっています。

インフォームド・コンセント  2011.06

医療過誤に関する報道は後を絶ちません。そして、その時にいつも論争となるのが、インフォームド・コンセントです。インフォームとは「知らせる」、コンセントは「承諾・同意」を意味しています。すなわち、「患者への説明と患者の自発的な同意」というふうに解釈されています。この概念は、近代医学が行ったさまざまな人体実験への反省を起源としていますが、「情報を公開させ、説明されること」自体を目標にしているものではないようです。

これは、実際の医療現場で、不利であって弱い立場にならざるを得ない患者に対して、「患者の自己決断」を助けるための条件整備というふうにも考えられています。医学的知識や治療能力のある医療者の方に決定の権利があるのではなく、最終的には意思決定の権利は患者側にあります。すなわち、医療の主体はあくまでも患者です。患者には、医療上、最適かつ適切な治療やケアを受ける権利がありますので、まず、医療者は患者に対して、どんな治療をするのかその内容と方法、目的、効果、危険性、副作用、費用などを、患者が理解できるように説明しなければなりません。

その説明はなるべく分かりやすく、専門的な用語を使用しないで、患者が理解できる言葉で説明する必要があります。その場合、医療者は多忙な日常診療のなかで、どこまで詳しく説明できるのか、また、真実を伝えなければならないことは分かっていても、どの範囲まで患者に説明したら良いのか、極めて難しい問題が多々あります。説明が一応終わっても、はたして患者が何割理解したかということも後々問題となる場合がありますので、図表、絵、ビデオなどを使用して納得させる努力もひつようになります。

患者は、自由に質問することもできますし、医療者の提示した治療法に同意しないことも、また、一度同意した物を白紙に戻すこともできます。また、患者には自分の情報を知らされない権利や医師を選ぶ権利もあります。但し、医師が行うつもりのない治療を要求することはできません。今までの歴史の中で、医療者も患者も「医療者が患者の指導者」という情景に慣れてしまっているので、これを変えていくためには「医療者は患者の指導者ではなく、援助者である」という医療に対する意識改革を社会全体で努力して行わなければなりません。

インフォード・コンセントを上手に行うには、医療者は、毎回の治療の際、患者が自由に話せる雰囲気作りが必要で、患者の性格や病状に応じた接し方が大切になります。そして、患者は、不安なことがあれば納得するまで何回でも質問してから同意や意思決定を行えば良いのです。

疫病神と無病福の神

大神様が指導なすっておる研修所を修了しおった「じぶん神」と「たにん神」という同期の二人の神がおった。二人とも優秀で個性に富んでおったが、まだ仮免許中で、それぞれ、下界で活躍しておった。  じぶん神の指導要綱は

「まず、自分の体の向上を考えるがよい。自分が元気でのうて、家族や他人を元気にでけんじゃろう。体力を消耗するから、気はだしてはいかん。添加物の入った食物には極力注意せにゃいかん。痛いときは、痛い痛いと言うて人を呼べ。最悪の事態を、いつも考えて行動せにゃいかん。寝るときは、一日の悪いことを反省するのがええんじゃ」

じぶん神はこのように一生懸命村の衆に言うて回った。じゃが、じぶん神のお得意さんは、元気がのうて、だんだん落ち込んでいくばかりじゃった。そして、体の内に何か悪い物がたまっとるようで、すっきりせんかった。一方、たにん神の指導要綱は

「よそさまに喜んでもらえる事をすれば、自分もうれしいじゃろう。おせっかいやきと言われようが、ええではないか。気はどんどん出したらええ。よそさまの喜びといっしょに、もっとフレッシュなのが戻ってくるんじゃ。みんなが苦しんでおるちゅう時は、夜も寝ずに頑張ったらええ」

村の衆ははじめ、誰ひとり、たにん神の言うことは聞かんかった。しかし、たまたま、たにん神の言うとおりの事態になりおった者が、どんどん元気になるではねえか。これは、誰も想像せんことじゃった。二人の神は不思議に思い、研修所の大神様に

「わしらを作りなすった大神様、わしらは人のために研修し、実習しとったが、どげん理由でこんなに差が出たんじゃろか」

大神様は笑って「下界では、お前ら二人が同時に活躍せにゃいかんのじゃ」とだけ答えなすった。実習がおわった後に、じぶん神は疫病神と命名され、たにん神は無病福の神と命名された。

「疫病神と無病福の神」の質問に答える

当ニュースに「疫病神と無病福の神」という日本昔話風の記事を載せましたところ、読者からいろいろな質問がありました。これは、「陰陽論」と「気の基本的性質」について述べたものです。陰陽論はご承知のように、天と地、太陽と月、男と女、昼と夜、動と静などのように、自然界や人間界の事柄を対立するものとして捉えたものです。また、陰と陽は固定した物ではなく、陰が陽に変化したり、逆に、陽が陰に変化したりします。

陽は活動、分化、発展のエネルギーですが、これに偏れば、疲労し、分裂、衰弱の方向にいたりします。これを是正するのが陰で、順静、統一、調節の作用をします。しかし、陰に偏れば、萎縮、沈滞して結局は衰弱します。あくまでも両者が相和してはじめて、全体性や永続性を保つことになります。同様のことは人体に対してもあてはまります。例えば、体表は陽、体内は陰です。同じ体表でも背が陽、腹が陰となります。自律神経に関しては、交感神経が陽、副交感神経が陰に相当します。

交感神経が亢進しすぎると、内分泌機能がアンバランスになり、免疫機能が低下することになります。副交感神経が強く働き過ぎても、同様に人体は病的状態にいたります。すなわち、両者の中庸で健康状態が保たれることになります。肉体と心、陰性食品と陽性食品、それぞれの関係も同様に考えられ、バランス次第で健康状態が決まります。気に関して言えば、外界から、陰と陽の気を同時に人体に取り入れ、必ず気を発するように心がければ健康になります(エスパワー発行オリジナルCD『全脳エネルギー変換法』に詳しく述べられています)。

しかも、気を発すれば発するほど、大量にフレッシュな気が流入してきます。じぶん神は自己保全のため、気を取り入れることをのみに終始一貫したため、体内に老廃物が充満しました。一方、たにん神は気を使うことのみ考えていましたので、結果として新鮮な気が大量に流入してきて元気になりましたが、人間社会を生き抜くためには両者の運用が大切ですということを示唆した作品です。

風邪は自然法で対処

私は、此処十二年間風邪をひいて寝込んでいませんので、私が良いと思っている風邪対策法を述べてみたいと思います。以前は、疲労が溜まってくると、すぐ喉が腫れ、熱を出しましたので、今は異常に常に気を使っています。異常を感じたら、コップ半量の水にユーカリのエッセンスを一滴たらし、よく攪拌してから一含みし、「ガラガラ」を三十回以上行います。全部で三含み九十回以上はできるでしょう。この方法で流感の最盛期でも乗り切ることができますが、これで効果がない時は「鼻うがい」をします。

ぬるま湯に天然塩を適量溶かし、それを片方の鼻孔から吸い込み、口から吐き出します。おなじく、もう一方の鼻孔でも行います。冷たい水を使用したり、空気を巻き込むと鼻が痛く感ずることがあります。運悪く、熱を出してしまったときは、体温38度を境にして対処法を変えます。38度以下の熱の時は陰性の風邪です。陰の風邪は体の冷えが伴いますので。頭部を冷やしたり、解熱剤の服用は厳禁です。自然治癒力を高めるためには、陰の風邪に対して陽性の食品を取って陰陽をバランスさせることが重要であると言われています。

陽性食品としては、おろし生姜、ごぼう、にんじん、自然塩、醤油、みそ、梅干しなどが効果的です。38度以上の熱がある風邪は陽性で、こんな時でも解熱剤は飲まない方が回復が早いようです。高熱が出るのは体の要求であり、ウィルスを絶滅し易い環境にするためと考えられています。また、食欲がない場合が多く、そんな時、食べない方が良いようです。高熱が続き、体力が落ちて回復が遅れるものと心配し、陽性の肉や魚を食べれば、逆に回復が遅れるというのが自然派の常識となっています。

もし食欲があるのなら、陽の風邪には陰の食品が必要ですので、大根、白菜、しいたけ、ねぎなどのスープか、さらに海草や豆腐を加えた「水炊き」が良いのです。その後、フトンをたくさんかけて発汗させ、着替えれば、すぐ平熱にもどります。風邪を自然流に治すことにより、後々、免疫力が向上するというおまけまで付くのですから「風邪に限らず、あらゆる病気は自然界からのメッセージ」と考えられるのでしょう。

小さなポジティブシンキング  2011.05

専業主婦の中には、めまい、動悸、腰痛、肩凝り、手のしびれ、うつ状態など明らかにストレスが原因と思われる症状を訴えている人が少なくありません。家族間の人間関係がうまくいってないわけではなし、経済的将来不安があるわけでもなし、自分自身の病気があって悩んでいるわけでもなく、これといったストレスの原因が見つからないのです。このような時、当ニュース75号で「就眠直前と目覚め直後」の無意識状態への影響に関して述べたことを思い出してみましたが、それにも該当しないのです。

話をしているうちにふと気がつきました。その主婦は「あっ、こんなことを言うんじゃなかった」「あんなことしなければよかった」という発言が多すぎるのです。そこで、もう少し突っ込んでお聞きしましたところ、原因らしいものが見えてきました。その方は友人と飲食店へ行ってメニューを決めるのにもあれやこれやと時間をかけ、楽しく選ぶのではなく悩むのだそうです。そしてやっと決めたメニューが目の前に出てきてから、友人の注文したものと見比べ「あっ、そっちの方が良かった。へんなの注文しちゃった」とまだ、あきらめ切れないのだそうです。

買い物に行っても既に買ってしまった物と類似の物を他店で見つけ、それが10円でも安いものなら「損しちゃった。あそこで買うんじゃなかった」とまた思いわずらうのです。結局、小さなネガティブ思考をあまりにも数多く抱え込んで大きなストレスに至ったものと考え、「小さな喜びをあえて見つける努力をしてみたら」と申し上げ、実行しましたところ、かなりの改善効果が見られました。私は自分のアイディアに内心ほくそえんでいましたが、同じようなことを既に行っていた作家がいました。五木寛之氏です。

『心と体』集英社刊で次のように記述していました。
「40代から50代にかけて実に何とも言えない重苦しい、うつ状態を体験しました。一日一つずつ、何とか嬉しい事を見つけようと努力したのもその時期でした。『歓びノート』というメモ帳を作って、一日に一つずつ無理にでも嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したことを書きつけるのです。取るに足りないような小さなことでもいいのです。『今日はネクタイが一発で形よく結べて嬉しかった』『列車に乗ったら窓際の席がとれて富士山がよく見え、嬉しかった』だとか、実にどうでもいいことを無理やり探し出して毎日書き続けていました。そのうちに、うつ状態から抜け出した自分に気がつくことになったのです。」

世界一薬の好きな日本人

日本の医薬品生産額は年間6兆円を超すといわれ、これは米国に次いで第2位ですが、国民一人当たりにすると世界第一位の薬好きの国民ということになっています。そのうち、抗生物質の使用は米国の1.5倍に達し世界第一位です。なぜこのように多くの薬を使用しなければならないのでしょうか。薬は自然物の中からある成分を抽出、精製したものか、あるいは化学合成されたものですので、ひとつの症状に対してねらい撃ちのような効力を発揮します。つまり、症状の数だけ薬が必要になるわけです。

患者が内科、外科、脳外科と症状に応じていく科ごとに薬がだされます。また、薬には、「主作用」のほかに「副作用」があります。例えば、風邪をひいた時に風邪薬の他にたいてい胃薬が出されます。これは、風邪薬の副作用によって胃を荒らすからです。また、薬は肝臓に負担をかけますので肝臓の薬も出されます。肝臓で解毒されなかった薬は排泄の際、ろ過の働きをする腎臓にも負担をかけます。その為、腎臓薬が出されます。

そして病気が長引き、長期間薬を飲み続けていると腸の働きが悪くなって便秘になったり、眠くなって薬はどんどん増えることになります。医療体制にも問題があります。薬は、薬価基準が決められていますが購入価格は一定ではなく、大量に購入するほど安くなりますので、当然使用量も多くなるという傾向がでてきます。また、心身の異常の真の原因を見つけるのにカウンセリングをしたところで相談技術料は30分以上で700円です。

医師としては究明するよりも薬をだす方法を取りがちになります。また、患者は検査数値が良くなることを好みます。薬を飲んで数値が改善されれば良いと思っているので、薬をもらうことを治療と考えている傾向があります。

薬の副作用はなぜ出るのか

経口薬は主に小腸の粘膜から吸収されて、毛細血管の静脈瘤に入ります。これが門脈を通って肝臓に行き、代謝を受けた後、血流に乗って全身をめぐります。最初に肝臓を通った時に全部の薬を代謝することはできないので、血液の循環に従って何度も通る間に、徐々に解毒されていきます。舌下錠や座薬は毛細血管から吸収され、まず心臓に行きます。その後、動脈流に乗って全身を巡り、肝臓で代謝されます。

注射はもちろんのこと、塗薬でも皮膚のみに作用するのではなく、吸収されて全身に影響します。いずれにしても肝臓にはかなりの負担がかかりますので、肝障害という副作用はでやすいわけです。
肝臓で解毒できなかった薬は、排泄の際、ろ過の働きをする腎臓にも負担をかけます。また、薬は全身を回るのですから、症状のでている一部のみに作用するのではなく、他の全ての部位にも作用し、めまい、眠気、悪寒、食欲低下、生理障害、流産、早産というような副作用を起こします。

前号で述べたように、複数の薬を一緒に飲むと、おなかの中で移動しながら薬同士、あるいは薬と食べ物が作用し合って必要以上に吸収されて、効き目が強く出て副作用を生じる場合もあります。また、体が分解できない薬は排泄されず、一生蓄積され続けることになります。特に脂溶性のPCBなどは皮下脂肪、細胞膜、脳など全身の脂肪に蓄積します。但し、妊娠した母親だけは胎児に蓄積して出すことができるのです。ですから、カネミ油症や水俣病の場合、母親より胎児のほうが重症でした。

薬の副作用に対してどう対処すべきか

まずは自然治癒力を強化することが必要でしょう。ところが自分には自然治癒力がないと思っている人が意外に多いようです。風邪による発熱はウイルスの増殖をおさえ免疫力を高めるための好転反応ですので、無理に解熱せずに、上がりきるまで安静にしていた方が良いといわれています。せきは気管の中の細菌を外部に放出しようとする自然治癒力であり、また下痢は腸内の悪い物を外に出そうとする自然治癒力なのです。

このように自分には自然治癒力があるということを信ずることが重要になります。そして次に天然の生薬、ハーブオイルー、ハーブティーなどを使用して様子を見ることが良いと思います。それと並行して東洋医学的施術や光線、熱、電気などによる治療も検討すべきです。何と言っても毎日の食事の影響は大きいですから、食事の改善、運動、睡眠、休養などを見直して、心身のバランスを保つことが必要です。心身のバランスといえば、体内に気を循環して気のバランスを保ち、気のレベルを高めることも自然治癒力の増強に役立ちます。

●また、どうしても薬を飲まなくてはならぬ事態になった時は、

  1. 副作用の弱い薬を選び少ない種類を飲むことが重要です。
  2. 新しく医師にかかったり、薬局で薬を購入するときは、現在自分が飲んでいる薬のことを医師や薬剤師に告げて、悪い飲み合わせは避けなければなりません。
  3. 薬剤投与歴を確認したり、薬物に対する異常反応に注意しなければなりません。
  4. 肝障害・腎障害のある人は特に配慮しなければなりません。