落ち込み気分から抜け出す
ペンネーム:HOYOYO(54歳女性) (2010.10.26)

私は女性としては身長が高く、当時の風習として、なるべく目立たないようにふるまっていたせいか、猫背でしかも高校生の頃から脊柱が側わんし始めていました。また、少しでも右方に向こうとすると右頸椎の痛みが走り、頭痛、肩こりは毎日のように生じ、そのため、目は疲れ、不眠で悩まされていました。こんな時、夫の介護を自分一人で余儀なくすることになりました。

夫は個性が強く、他人に介護を任せることは不可能と思ったからです。しかし、いざ介護をしてみると体力は予想以上に消耗し、出口が何時かわからない介護をしていると、自分が先に倒れて死んでしまわないかという不安がよぎり、気分は落ち込み、疲れ果てていました。体への負担は腰や膝にもおよび、右膝は全く曲げられず、正座は不可能で、特に和式のトイレ使用には困っていました。今年3月になってから知人の紹介で与野健康プラザを訪れました。自分の自覚症状を述べた後、次のようなこともわかりました。

  • 下肢部の硬縮
  • 座骨神経痛
  • 脊椎わん曲に加えて、体全体のよじれ
  • 左下腹部の硬縮
  • などです。

先生曰く、「こんな状態でよく生活してきましたね!」 今振りかえると、自分ながらよくも頑張ってきたものだと思います。私の身体的コンプレックスは幼児期から始まっていたようです。私は生まれつき左利きでした。その当時、左利きの女の子には不利なことが多いだろうと、心配のあまり、特に祖父により幼児期から右手を使う矯正をさせられました。

この矯正は今思うと幼児にとって、身体的、精神的に必要以上の負担だったのでしょう。右肩甲骨は盛り上がり、右胸鎖乳突筋は異常に硬く、右脊椎起立筋は骨化していたそうです。今でこそ左利きに引け目を感じる人はあまりいないのですが、いろいろ調べてみました。左利きは全体の10%で日本では1,275万人。レオナルドダヴィンチ、ミケランジェロ、ラ・ファエロ、ピカソ、ダーウィン、ニュートン、アインシュタイン、モーツアルトなどが有名で、音楽、絵画、スポーツなど右脳の働きが優れていて、空間の雰囲気をよむ直感力が秀れているということでした。

今後は左を有効に使おうと思います。施術は「どうしてもつらい所から始めましょう」ということになりました。頸椎は3回の施術で左右楽に回せるようになりました。右膝も3回目でまげられるようになり、今では正座もできます。全身の疲労は施術する毎に回復していき、落ち込み気分はなくなり、逆に前向きになってきました。もう我慢しなくていいんだ!という感じです。今、身体的、心理的に開放に向かっていくのを実感しています。脊椎側わん改善にも積極的に努力しています。