過敏性腸症候群
さいたま市 佐藤幸子 さん

私は平成10年4月、短大を卒業して、病院の医療事務に就職しました。ところが、この職場は私にとってストレスを感じ易く、毎朝、腹痛とおう吐の連続で、人知れず苦しんでいました。ある朝、満員の通勤電車内で、激しい腹痛が起きてしまいました。身動きできない満員電車で、激痛を訴える事も出来ず、トイレに行きたいのをひたすら我慢するのみで、額からはアブラ汗がにじみ出ていました。電車が次の駅に到着すると、途中下車して、トイレに駆け込み、用は済ませましたが、電車に乗ると再び腹痛。

そして、次の駅でまた途中下車。このときの辛さは、以降、私の生活に多大な影響を及ぼし、電車、バスのみでなく、トイレのない場所に行くときに限って発症しました。これでは通勤に支障をきたしますし、家に引きこもりたい気分にもなりました。もちろん、バスツアーや電車での旅行にも恐れを感じていましたので、友人に誘われても一切断ってきました。「気のせい」「神経質」と片付けられても、この辛さは本人にしかわからないでしょう。とうとう、心療内科を訪れました。病名は過敏性腸症候群と自律神経失調症。

治療は、抗うつ剤投与と自律訓練とカウンセリング。以前より落ち着いてきましたが、副作用の眠気はどうする事もできず、特に会議の時は、「つらい」の一言でした。そんな情況のうちに父が死亡して、情緒的に不安定になり、うつ状態になってしまいました。平成13年8月、電車に乗らなくてすむ薬局へ再就職。平成14年3月、看板をみて与野健康プラザへ。嫌な思いをしたとき、心と同時に体にも影響があったらしく、その影響した部位を押されたとき、かなりの激痛を感じました。

そして、N式独特の方法でリラックスすると、体が温かになり、その状態で過去の嫌な思いを修正するという施術を行いました。翌日、電車に乗っていくところがあったのですが、不思議なことに腹痛は全く起きませんでした。その後、一週間に一回通っていますが、肩こり、下痢、腰痛がなくなり、会議中に腹痛を起こす事もなくなりました。そしてなんといっても驚いたのは、あんなにひどかった生理痛がなくなってしまったことです。精神的ショックは、必ず体にも痕跡を残すのだそうです。

腹痛の原因となった部位、自律神経失調症となった原因の部位を指摘されると、非常に安心することができ、その結果、ますます症状を先生にこと細かに話すことができるようになりました。話すことにより抑うつが取れて、きもちが軽くなり、ストレスによる体の異常部位をTR整体で解す事により体が軽くなりました。今、もっと早くここにくれば良かったと思っています。