私が初めて与野健康プラザを訪れたのは、今から2年前のことです。今考えてみますとその時こそが私の人生にとって大きな転機の訪れでした。私は大病を患い、大学病院で治療を受けやっと完治したところでした。退院後は、毎日健康に気を使っていたつもりでしたが、何気なく体温を測ってみたところ34度台と、とても低く、その後も毎日低い状態が続きました。今までなぜ病気になったのかと考えたこともなく、また、全く知識のなかった私でもこの低体温が原因で病気になったのだと直感しました。
このことを友人に話したところ、「とても良い先生がいるので会ってみる?」と言われ、鯰江先生を紹介していただきました。初めて先生に診ていただいたときは、とても衝撃的で今でもはっきりと覚えています。おなかのところに血流が滞っていた私の体は、硬く冷たくなっていましたが、先生が手を触れると血液が動き出し、足元に向かって温かいものがどっと流れ出したような感覚になりました。そして次第に体全体が温かくなってきました。
さらに、先生が話される言葉一つ一つがとても新鮮で考えさせられるものばかりでした。「低体温は必ず治ります」「なぜ病気になったのかわかりますか?」「牛乳は体に良くないですよ」「砂糖を食べると血液がドロドロになりますよ」「病気は自分で作ったのだから自分で治すのですよ」など、今までに気づくこともなく真剣に考えたことのないようなお話ばかりでした。施術の時には、体もリラックスして気持ちも良くなりますが、それ以上に先生とのお話が有益で楽しく、先生のところに伺うことがとても楽しみになりました。
私自身も回数を重ねるごとに、「体のことをもっと知りたい」「どんな生活を送ったら2度と病気にならずにすむのだろうか?」と考えるようになり、いろいろな本を読み漁りました。すると鯰江先生と同じような考えの人が書いた本がたくさんあることに気付きました。今までは気付きませんでしたが、それらの多くが本屋さんの目に付く場所にたくさん置いてあります。こんなにたくさんの人が西洋医学とは別な考えを受け入れ、実践していることに驚きました。さらに体のことが知りたいと思った私は、月2回土曜日6時からの「気のセミナー」に参加させていただくことにしました。このセミナーは、先生が豊富な資料をもとに楽しく実演を交えながら話をしてくださり、あっという間の2時間半でした。今まで「気」というものについて考えたことのなかった私にとっては、驚きの連続でした。「病は気から」という言葉がありますが、私たちの生活にこんなにも「気」というものが無意識のうちにも影響していることを知りました。そしてこの「気」をコントロールすることにより健康になれるということを知ったことが大きな収穫でした。
私は、毎日運動(ヨガとウォーキング)をして、植物繊維を多く取り入れることに心掛けてます。お米は、すべて玄米食にしました。お風呂はぬるめのお湯に20分以上入るように心掛けてます。毎日の生活の中でちょっとしたことでも気をつけているせいか、今現在私の体温は36度以上を保っています。またありがたいことに血糖値が高めだった主人も正常値に戻りました。先生のおかげで家族全員とても健康になりました。
このような経験をしてきた私は、周りの人たちにもこの私の得た知識を紹介して、たくさんの人が健康になってくれたらと思うようになりました。そんな私に、大きな転機が訪れたのです。それはアロマテラピーとの出会いです。先生は、施術効果をより一層高めるためラベンダーやゼラニウム、乳香などのアロマ(精油)を身体に塗って行っています。さらに先生から、「ラベンダーをお風呂に入れるととてもよく眠ることができる」とか「風邪気味の時にはユーカリのうがい薬がとてもよい」ということなどアロマに関するたくさんの話を聞くたびに、アロマテラピーってなんだろうと思うようになりました。
次第に関心が高まり、アロマ環境協会の検定試験を受けることにしました。この検定試験の勉強をしていくと、精油のことはもちろんのこと、解剖学、健康学など体の仕組みについても学ぶことになり、特に体の仕組みについてでは、健康と病気についてとの関連などそれまでには知らなかった多くの知識を吸収することができました。アロマについて最初の頃は、香りが良く気持ちが良くなり、なんとなくリラックスするものというような印象しか持っていませんでした。しかし、勉強していくうちに奥が深くやりがいのあるものだとわかり、スクールに通いインストラクター・セラピストの試験を受け、アロマテラピーサロンで働けたらいいなと思うようになりました。この歳になり、こんなに勉強するとは考えてもみませんでした。セラピストを夢見ていること自体何年か前の自分では想像もできないことです。
アメリカやヨーロッパでは、多くの病院で利用され、患者さんの心を癒したり、痛みを和らげたりとアロマが使われているようです。日本でも取り入れる病院が出てきていると聞いています。さらに多くの人に理解され、利用されることを願っています。
この文章を書いている途中で、「この頃ちょっと肩がこり血流が悪くなっているような気がする、先生にお会いしたい」と思い、予約の電話を入れました。最近、病気予防の点からも自分の身体の状態を今まで以上に敏感に感じることができるようになりました。これからも体を癒して、いろいろなことを教えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。