10代からの飲酒により、48歳で急性すい臓炎になり、すい臓は石で埋め尽くされ、当然インスリンが出ず、それ以来重度の糖尿病としてインスリン注射を打つようになりました。高血糖、低血糖で倒れ、救急車のお世話になる事数十回、10年近くの間、入退院の繰り返し、年々インスリンの単位も増え1日16単位、色々な病気も併発し、いくつもの病気を持っています。
平成17年3月の下旬、低血糖で倒れ、救急車で近くの病院に運ばれ、2日間入院、それ以来体の調子がおもわしくなくかかりつけの病院(日本医科大学付属第二病院)で診察してもらい検査入院する予定がベッドの空きがなし。4月に入り黄疸、発熱、食欲不振などが徐々に出はじめ4月26日突然の下痢と腹痛、歩行困難となり、体はどんどん衰弱していき、どうにもならず、おぶって車に乗せ病院に連れて行きました。
普通ではない主人を見た主治医は「入院です。ただし、入院したからといって良くなるとは思わないでほしい。現状維持か悪くなるかです。」その言葉を聞いた私は(これでやっと楽になれる)つまり、死ぬと思いました。不謹慎だと人はいうと思いますが糖尿病は、本人はもちろん家族がどれほど大変かは言葉では現せません。重度となるとウイルスや細菌に感染しやすく、仕事もできず、経済的にも精神的にも家族の負担が大きくなり、本人もつらかったでしょう。
自殺や自殺未遂も数回あり、ここに至っていました。正直私も疲れきっていたのです。5月2日入院当初36kgの体重がわずか2〜3日で33kgになり、ベッドからも起きることもできず、食べること、飲むこともできず、肝臓に膿がたまり、お腹の中にまで膿がたまってしまい、両肺に水もたまり、心臓の周りにも水のたまりができ、トイレもできず、オムツをして、幻覚も見るようになりました。
肝臓をきれいにするためには、高カロリーの点滴を一日中打たなければならず、血糖値はエラーで測ることができないほど上がり、インスリンの注射を頻繁に打ち、それでも間に合わず、点滴の中にインスリンを入れ、一日中インスリンの注射をしているのと同じです。全身は黒くなり本人も覚悟をしていたようで、娘が見舞いに来ると涙ぐみ、帰った後「里ちゃんの花嫁姿見られないかもな」と涙を流している姿は、哀れで悲しくなり私も涙してしまいました。
6月に入り、ようやく一日500mlの水だけは飲めるようになりましたが体の状態は相変わらずです。こうしている時、「サンプル品ですが飲ませてあげてください」と渡されたのが“バイタリンZ”でした。今までありとあらゆる健康食品を試し、現状維持かすこし改善されただけで、主人の今の状態ではとても……色々考えましたが最後まであきらめてはいけないと言いきかせ、主治医に「飲ませたい」と申した所、快く「いいですヨ!」と言ってもらえ、その日から朝、昼、夕飲ませました、最初は飲みずらかったのか、もどしそうになり、それでも本人の生きたいという気持ちから無理して飲んでいました。
翌日病院へ行くと、なんとなく目が違うのです、生きている目をしていました。3日ほどして下痢の回数が減り、不思議なことにベッドに近づいても悪臭がしないのです。5日目の夜から高カロリーの点滴を打っているにもかかわらず「低血糖」になり、点滴のインスリンをやめ、1日3回4・2・2単位ずつの注射にかわり、一日一日と元気になって行くのが目に見えてきました。(これって“バイタリンZ”のおかげ、まさか?)と思いながらも、ベッドから起き上がれるようになり、肝臓と腹部の膿も徐々になくなってきました。
インスリンの単位も減り1日2回朝、夕と“バイタリンZ”も朝、夕にしました。7月に入ると食事も取れるようになり、入院当初はとても考えられないことです。すると血糖値が上がり始めたのです『え、何で』と主人に聞くと「“バイタリンZ”もう少なくなったから減らしたんだ」と言うのです。困ったな早く“バイタリンZ”こないかなと思っていた所に、サンプルの“バイタリンZ”が送られて来ました。
とてもありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。朝、夕に戻すと、また血糖値が下がり始めました。数日後病院へ行くと主人が目に涙を浮かべ「ママ、インスリンの注射打たなくていいんだって」と言うのではないですか。十年来インスリンの注射を打ち続けて来た人にしてみれば、ありえない事です。涙が出て当然です。8月に入ると主治医が「完全には治ってはいないが、体重も49.5kgになり、血糖値も安定しているので後は通院でいいでしょう《奇跡の生還》ですね。
8月10日に退院しましょう」と言ってくださったのです。…が…《奇跡の生還》と主治医も言うくらいですから、私は主人は帰らないものと、主人の部屋を片付け、いらない物は捨て、物置にしまっていたのです、そんな理由から退院を延ばしてもらい、8月15日主人は我が家に《奇跡の生還》をしました。我が家に戻った主人は命を感じるサンプルでない“バイタリンZ”を毎日うれしそうに飲んでいます。本人の生命力、主治医の努力は、もちろんですが、“バイタリンZ”に出会わせてくれなければ、主人は平成17年8月14日(57歳)の誕生日は迎えられなかったでしょう、そして57歳の誕生日に『命』という最高のプレゼントをもらった主人は最高の幸せ者です。