健康情報は旬な記事を抜粋し、エッセイは、館長が独自の視点で書上げたものです。これを読んで頂けれた、与野健康プラザがどういう施設か、ご理解して頂けると思います。

健康情報

米国、植物油脂(トランス脂肪酸)を全面禁止へ  2013.12

さいたま市 トランス脂肪酸

米食品医薬品局(FDA)は11月7日、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸(日本の表示は植物油脂)の使用を全面的に禁止する方針を固めました。トランス脂肪酸は動脈硬化、心筋梗塞、ガン、心臓疾患、喘息、アトピー性皮膚炎などの原因になり、多量に摂取すると認知症の発症率を増加させることが米国の調査研究で明らかになってきました。

トランス脂肪酸は植物油を高温高圧によって水素添加する際に発生する人工的な脂肪酸で、日本のみ植物油脂という消費者を安心させる表示名にしています。トランス脂肪酸はパン、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、チョコレート、スナック菓子などの、ほとんどと言っていいほどの市販食品の原材料に使われています。

さいたま市 トランス脂肪酸

米国では2006年から、加工食品にトランス脂肪酸含有量の表示が義務付けられており、ニューヨーク市やカルフォルニア州など一分の自治体では、独自に使用を全面禁止としてきました。しかし、冷凍ピザや電子レンジで調理するポップコーン、コーヒー用クリームなど含有する食品はまだ多いとのことです。

FDAは、全国的な規制で、新たに年間二万人の心臓発作を減らし、七千人が心臓病で亡くなるのを防げるとしています。このように、世界的に使用量を制限する動きが出ているにもかかわらず、日本では食品中の含有量の表示義務や使用規制は特にないという状況です。世界で日本だけ「トランス脂肪酸」を「植物油脂」または「植物性油脂」などと消費者に誤解をうむ表示に変えているのは、問題です。

健康情報

「副反応」と「副作用」  2013.10

さいたま市 副反応と副作用

最近よく聞かれるようになってきたのが「副反応」という言葉。ワクチン業界の人たちが生み出した造語らしく、盛んに広めようとしていますが、まだマスメディアでも戸惑いがあるらしく使い方がぎこちありません。「副作用」は響きが悪いので、ワクチン接種で起こるものは「副反応」という響きの良い言葉で和らげたいとの配慮なのでしょう。

簡単に言えば「副反応」も「副作用」も同じです。医者も理解していなくて、ワクチン接種後、異常が現れても1週間以内で治るものだったら「副反応」、それ以上続けば「副作用」だという人もいて、なんだかわかりにくくして います。先日ご主人が人工透析寸前にまで悪化してしまった方とお話しする機会がありました。下痢が続いているので先生に尋ねると下痢を起こすような薬は出していませんとのこと。

処方されている薬の種類はなんと13種類。トラゼンタ、ベイスン、カリメート、クレメジン、タケプロン、ラジックス、アルファロール、アダラートCR、などなど。まさに薬漬けです。13種類の薬を調べて唖然としました。副作用のオンパレードです。中でも消化器官にダメージを与えるものが多いので当然下痢になるのも当たり前です。一つの薬に現れるそれぞれの副作用は数%ですがこれらが10種類以上にもなるといくつかの副作用の発現率は100%に近いものになってしまうでしょう。

患者は医師を信頼して真面目に薬を飲み、薬の副作用によってますます弱って行きます。薬が止められない人は完全に薬中になっている人でしよう。分野によってだいぶ違うでしょうが、特に生活習慣病関連は薬の使用が激しいです。薬によって成り立つシステムになっていますから、医師は良いと思う薬を出します。薬を処方されても疑問があれば、すぐ聞くことです。

大人のアレルギー

さいたま市 大人のアレルギー

ある日、突然顔がはれたり、息苦しくなったりして、アレルギー症状が出て医者に行ってみたら、魚介類アレルギーだとわかり、大好きだった魚介類を一切食べられなくなったなどという話をよく聞くようになりました。食物アレルギーというと子どもに多く発症するものだと思われがちですが実はここ数年成人のアレルギーが急増しているそうです。

世界的にも増加傾向にあります。以前「茶のしずく」という洗顔石鹸がこれまで2000人近い深刻なアレルギーを発症させ大きな問題になりましたが、小麦が原因でした。保湿性を高め泡立ちをよくするために中にいれた小麦のたんぱく質「加水分解小麦」があだとなって体内で抗体を作ってしまい小麦にまで反応するようになってしまったのです。

またナッツやチョコ、貝類に含まれるニッケルやクロムといった重金属によって金属アレルギーを引き起こす場合もあります。マカロンや明太子、口紅などに入っている「コチニール色素」が呼吸困難などの重篤なアレルギーを引き起こす可能性があるということで消費者庁が唯一注意を促しています。シャンプーや歯磨き粉、化粧品などに多用されているパラベン、殺菌剤のトリクロサンなどの化学物質、人工甘味料に使われている「エリスリトール」などなど問題物質は激増しています。

時間をかけてアレルギー体質にする「遅発型」の食物アレルギーに関して157人に食材96種類の検査をしたところ、86%の人に何らかの形でアレルギー反応が出たといいますから、原因不明の体調不良を抱えている人は遅発型食物アレルギーの可能性が考えられます。

健康情報

磁気シャワー健康法 ~あなたは健康ですか?~  2013.08

人間の体には「自然治癒力」が備わっています。健康な人の体は自然治癒力が活発ですから病気を寄せつけませんし疲労もたまりません。常に自分の体のヘルスチェックをし、生活習慣の中の悪い所を改めることも大切ですが、今回は真の健康づくりのお手伝いとして磁気シャワーのご案内をします。

健康のバロメーター

健康のバロメーター さいたま市
Q 磁気シャワーって?

一般家庭に流れている交流の電気によって発生させる電磁場で、N極とS極が交互に入れ変わり体の中を行ったり来たりする事によって体内に弱い電気をおこして血行をよくする厚生省認可の治療器です。

磁気シャワー さいたま市
 
Q どのような効果が?
A 交流磁気治療器から発せられる慈直線は作用範囲が広く、体の深部まで浸透し、脳内部、胸部、腹部の各臓器にも直接働きかける事が出来ます。これによって体のどの部分においても血流をよくします。全身の血流を良くすると言う事は、生命力や免疫力、自然治癒力の向上にも大きく影響するので、特定の疾病に効果があるというよりも、どのような症状の緩和、治癒にも効果があるといえます。
 
Q どのように使用するの?
A 与野健康プラザでは、専用のベッドの中に交流磁治療器が10台以上組み込まれています。10分・30分・50分のタイマーで設定をしたのち、ゆっくりとお休み頂いている間に治療ができます。
 
磁気シャワー 使い放題 カード(1ヶ月間 毎日でも ご利用出来ます) 
  磁気シャワーカード さいたま市 ■1ヶ月 2,100円 カード
 (※1日に30分、ご利用出来るカードです。)
 通常、30分の磁気シャワーは、525円/回 です。

■1ヶ月 3,500円 カード
 (※1日に50分、ご利用出来るカードです。)
 通常、50分の磁気シャワーは、840円/回 です。

与野健康プラザの施術の特徴  2013.8

悪い所が原因とは限らない

人体を部分部分が組み合わされた集合体とみなし、部分を改善すれば、全体が良くなるという考え方は、生活習慣病を始め、多くのやっかいな病気や症状を治すことはできません。ふつう自覚症状がでると、その部位のみを治療しますが、そこが根本原因とは限りません。その証拠に数日後、同じ部位が悪化します。例えば、腰痛がなかなか治らないと思ったら、下腹部に問題があったということがありました。また、慢性頭痛で5年間も悩まされていた主婦は、あちこちの病院で精密検査を行いましたが、とうとう原因が分からないまま私の所にきました。

頚椎の施術の結果、2回で完治しました。最近の例では、歯の噛み合わせが悪い原因を追求した結果、足の距骨に原因のある事が分かりました。その他、たくさんの例があります。股関節症、強度の生理痛、指のしびれなど、いずれも自覚症状のない他の部位に原因のある事が多いのです。

自覚症状の検査の限界

身体の自覚症状は、気づきを与えるための信号や叫びと考えられます。そのため、自覚症状のある部位が根本原因であるということはまず無くて、必ず他の部位に主原因があります。人の命に関わる臓器が主原因の場合、最初はその親衛隊である筋肉筋膜にサインを送ります。本人が気づかなければ、関連部位に次々と症状を起こさせます。

しかし、この段階は主原因である臓器の機能が低下しているだけで、医学的検査で検出できるとは限りません。検査した結果、よく「何でもない」と言われるのは、このためです。

全身から原因部位を探します

ところが、この段階でも異常を的確にとらえられるのが、東洋医学的検査です。東洋医学の基本は皮膚の氣の流れや自律神経の変化を把握し、身体全体の氣の低下や高揚ならびにバランス性を検査します。病院では異常でなかった人が、氣や自律神経の測定を行うと、「自覚症状がある限り100%異常あり」という結果がでています。内蔵の機能低下は、この氣および自律神経の検査で検出されます。今までなんでもなかったという人はおりません。

しかも、西洋医学と異なり内科、外科など科目ごとに身体を専門化して検査するのではなく、体全体を通して検査しますので、科目間にわたる原因も分かります。

真の健康を目指しています

病院に行く前に、体に必ず症状が出ているものです。例えば、頭痛、めまい、だるい、よく風邪をひく、尿が近い、息苦しい、皮膚疾患、首肩のこり、耳鳴り、目の疲労、手のしびれ、便秘、腰痛、膝痛などです。特に、内蔵の変化が全て体表面に現れてくることは、東西医学を問わず認められています。これらの初期症状の段階で処置すれば(予防医学)、自然治癒力が向上し、内臓器官の治療にもつながり、病院に行かなくても済むことが多いものです。

自分で健康を維持する場合のポイントは、体のみでなく、心の持ち方、自然・人間環境にも留意することです。また、人体部位の繋がりには、不明点が多いので、全身から原因部位を探す必要があります。また、人の体は想像以上に無意識によって支配されています。この深層心理が病気の原因となる例は、多数認められています。( 鯰江 )

『 緊急提言 』 自分の命は自分で守る  2013.7

1985年米国の国立がん研究所(NCI)所長が、議会で「抗がん剤は全く効果がなく、無力である」と証言し、1988年にはNCI自体が公式に「抗がん剤はがんを何倍にも増やす増がん剤でしかない」と断定していますが、日本の厚生労働省は、この事実を日本人には公表していません。米国では1993年に代替医療費が西洋医療費を上回って以降、がんの死亡率がどんどん下がっています。ここ20年でがん死亡率がうなぎのぼりに上昇している日本とは対照的です。

全がん死亡率(1975~2009年)

日本のがん死亡者数は、1980年は16万人、 2000年は29万人、2010年には35万人、2015年(予測)45万人と激増しています。レントゲンなどで、がん細胞の存在が明確に認められる時点では、既に小さながん細胞から20年以上経っているということが言われています。このがん細胞がまだ小さなうちに、消滅したり、成長停止したりすれば現在の西洋医療を行わずに済むのではないでしょうか。一般的にガンになる発病要因として、タバコ、排気ガス、紫外線、ストレスなどが挙げられていますが、最も大きな要因は「低体温」「低酸素」「高血糖」「低PH(ペーハー)」なのです。

温熱療法

がん細胞は低体温の環境が好きで、35℃以下付近で最も増殖すると言われています。低体温になる原因は、運動不足、冷房、風呂の簡易化、水分の摂り過ぎ、糖分の摂り過ぎ、酸素不足などがありますが、最も大きな原因は運動不足により筋肉の量が減って、筋肉や心臓で多くの熱を発生できないからです。散歩、ヨガ、太極拳、氣功、健康体操などがお勧めです。風呂はシャワーだけでなく、湯船に浸かることが必要です。

人が細胞でエネルギーを作るとき、熱を発生する方法と発生しない方法があります。熱を発生する方法は酸素を必要とするため、酸素不足になると熱を発生させないエネルギー生産ばかりが行われて、結果として体温が下がります。一方、熱を発生させない方法は糖質を原料とします。糖質が体内に大量にあると、熱を発生させないエネルギー生産ばかりが行われて、結果として体温が下がります。当館では温熱療法として、岩盤、遠赤外ドームを用意しています。

クリスタルスパ

腹式呼吸

低酸素状態を解消するためには、腹式呼吸をお薦めします。酸素不足になるのは仕事や家庭でのストレスが最も多く、知らない間に肩で浅い呼吸を行ってしまうからです。具体的には、口から8秒吐いて、鼻から4秒吸って、息を4秒止めて、口から8秒吐くという繰り返しが良いでしょう。慣れてきたら20秒位、吐き続けると脳波がα波になり、リラックスして体温も上がってきます。腹式呼吸法は胸式呼吸法に比べて、約7倍の空気を出し入れ可能と言われています。「氣のセミナー」では10種類の呼吸法を丁寧に訓練します。

糖質制限でがん細胞を兵糧攻めにする

前ページで、私たちの体の細胞内には熱を出さないでエネルギーを生産する方法と熱を出してエネルギーを生産する2つの方法があると言いました。前者を「解糖系」システムと言い、酸素を必要としないで(嫌気性)、糖質だけを原料としてエネルギーを作り出します。後者は「ミトコンドリア系」システムと呼んでおり、糖質だけでなく、脂質やタンパク質、および呼吸から得られた酸素など(好気性)もエネルギー産生の原料としています。

1931年、ノーベル医学・生理学を受賞したドイツのオットー・ワールベルク博士はがんについて独創的研究を行い、近年ようやく博士の研究が米国で再考され、極めて重要さを帯びてきました。正常細胞が「好気的」に酸素を取り入れて、ミトコンドリアによって糖質をエネルギーに変えていくのに対して、がん細胞は「嫌気的」な「解糖系」というやり方でエネルギーを作り出しています。なぜ、がん細胞は正常細胞が行っている好気的エネルギー生産のおよそ1/20という非効率的な「解糖系」による嫌気的エネルギー生産を行っているのでしょうか。

ワールベルク博士の発見後、約80年もの間、謎でしたが、どうやら理由が分かってきました。がん細胞は、正常細胞とは異なり、自殺を促す外的、内的刺激に絶えずさらされているため、がん細胞が生存し、成長するためには、自殺を積極的に避ける必要があります。それで、がん細胞の一見愚かに思われる非効率的エネルギー代謝が実は「巧妙なしくみ」であって、エネルギー生産効率を犠牲にして自殺をさけようとしていることが分かってきました。

すなわち、がん細胞が「解糖系」を利用して代謝を行うよう誘導している遺伝子が、発がんや増殖を促しているようなのです。また、がん細胞は多量の糖質を消費して生きています。正常細胞の8倍から20倍の糖質を消費すると言われ、常に糖質に対して飢餓状態にあります。 ですから糖質を与えると、がん細胞は元気づき、どんどん分裂増殖してゆきます。糖質摂取過多の現代人の食生活によって、がんが猛威を振るうことは当然だと思います。糖質を制限すると、ダイエットや糖尿病に効果があるだけでなく、がん細胞を自滅に追い込みます。

体内のPH(ペーハー)バランスを整える

健康な細胞のPHは7.35~7.45という、ややアルカリ性に保たれています。ワールブルク博士は、がんが増殖に必要なエネルギーを生産する環境はPHが酸性に傾いている状態である事を突き止めています。残念なことに、現代社会では食べ物、公害、環境汚染、化学薬品、ストレスなど体内に酸性物質を作り出す格好の状況下に置かれています。こんな時、(+)に帯電した有害物質を優先的に捕らえる活性ゼオライトの活躍が期待できます。また、血液中のPHをアルカリ性にしてがんを自殺に追い込みます。

・パワースポット探訪の心得  2013.6

パワースポットとは、風水でいう地球の龍穴であり、人体のツボに相当します。この場所は氣のエネルギーが出入りしている場所であって、直径1mから数十mのものがあります。エネルギーの性質は凝縮された強いパワーとマイルドでじわりと浸透してくるパワーがあります。また、人体が行動的、積極的になるようなパワーと、反対に、安定して静かな状態になるようなパワーとがあります。人に対する効能としては、健康、安全、集中力、直感力、性格改善、開運、願望実現、勝負などがあると言われています。

●パワースポットを探す

それでは、パワースポットであるかどうかを見分けるポイントを私の体験から挙げてみましょう。

  • 周囲がパーッと明るく感ずる。
  • 脚が軽くなる。
  • 呼吸が楽で、空気をたくさん吸える。
  • 脈拍がゆったり打っている。
  • 風がそよいでいるような感じがする。
  • 体が温かくなる感じがする。
  • 自分の手を強く握れる。
  • せせらぎ、風の音、木々のざわめき、波の音などが心地よく、はっきり聞こえる。

パワ―スポットが確認できたら、そこを通り過ぎ、雰囲気が変わってパワースポットからはずれたと思った時点で、同じ道を引き返し、再びパワースポット内で五感を働かせてみます。ここで、ゆっくり、じっくり楽しんでみましょう。寝転んでもさしつかえありませんが、背筋を伸ばした楽な姿勢が良いように思います。

●パワースポットで試みる

五感を働かせて、パワースポットを見つけたら、じっくり楽しもう。氣の良いパワースポットにいると、変性意識状態(意識と無意識の中間の状態)になりやすい。変性意識状態で描いたリアルなイメージは実現し易いと言われています。

  • 呼吸は吸う時間の3倍以上の時間吐き続け、体の力を抜きながらリラックスしていきます。雑念は無理に消そうとしないで、流すようにします。
  • 目的を強くイメージします。「想像」とは頭に浮かんだ情景を思うままに追っていきますが、「イメージ」は組み立てられた最善のリアルな結果を情景として、意識的に投影します。
  • 上の2項目を繰り返すことにより、変性意識状態に入っていきます。
  • 五感で感覚の変化を強く感じたら、「きたきた」というように、肯定的にのって行きます。30分はそこにいたいものです。

●パワースポット探訪後の変化

  • そこから離れても快さが消えないでつづく。
  • 力がついたような氣がする。
  • パワースポットで何にも感じなくても、交渉がうまくいった、契約までこぎつけた、結婚相手が決まった、海外旅行に行けたなど具現化してきます。
  • 翌日、だるい、発疹、微熱、下痢、頻尿などの好転化反応が出ることがありますが、探訪の効果があった証拠ですので、病院にいったり、薬を飲んではいけません。  鯰江

・中国食材告発キャンペーンの真実

週刊文春 2013年2月14日号に「中国猛毒米が日本人を破壊する」という記事が掲載されました。誰もが発行部数を稼ぐためのスクープとしか思わなかったのですが、それで終わらずに「中国猛毒食品」告発キャンペーンと称して、3月28日号の第1弾から5月2・9日号の第6弾まで警告記事を連続掲載しています。これに対して、科学ライターの松永和紀氏は「中国製への不安を煽る時にこれまで度々用いられてきたトリック」であると批評しています。

日本人として真偽を見定める必要性を感じ、まず、2月14日号の内容を検証しました。タイトルは「中国『猛毒米』年間5万トンが日本人を破壊する!」放射能の被害を受けた日本産の米よりも、外国産が安全と消費者が考えたことで、本格的に中国産米が輸入されるようになりました。2011年は2万5千トン、2012年は4万6千トンの中国米が輸入されました。これらの中国米は、量販店で一部販売されましたが、多くはお菓子や外食産業で消費され、日本人が知らないうちに口にしていると言われています。

問題は「中国の土壌汚染にある」事を指摘し、今回の中国米については、「安かろう悪かろう」というレベルではなく、健康被害や障害を身体に招くと警告しています。今や中国の耕作面積の2割以上が汚染され、特に南部の穀倉地帯の汚染が深刻です。日本の土壌汚染基準値と比較すると、例えば長江河口の耕作地の土壌汚染は、水銀244倍、鉛3,500倍、ヒ素1,495倍、カドミウム4.2倍というすさまじい汚染であると指摘しています。

重金属に限らず、発がん性ありとして禁止されているDDT、BHCなどの有機塩素化合物が今でも中国では大量に使用され、BHCは基準値の59倍になっています。このような汚染米がなぜ日本にはいってこられるのでしょうか。農水省の検査員は「普通、重金属は検査しません。日本の土壌汚染地域で採取された場合は検査対象としますが、外国産の場合は、検査なして゛売られてしまいます」とはっきり証言をしています。

米に限らず中国産の鶏肉も、汚染された土壌で育った穀物を食べて育てられています。加工品の唐揚げ、焼き鳥、フライドチキン、チキンナゲット、ミートボール、竜田揚げも例外ではありません。むろん、野菜や果物は言うまでもありませんが、米とともに続々外食産業に流れ込んでいます。厄介なのは、外食産業がこれらの汚染食材を客に出すとき一切説明義務や表示義務がないので、消費者が汚染食材を食べている意識がなく、どのくらい紛れ込んでいるか全く闇に包まれているということです。記事の中で、中国は私有地を認めていませんから、土地に愛着心がなく、農地を改良しようという意識が薄いと指摘しています。

最後に誌面は、「今、中国の金持ちが食べないような米を、日本人が安いからと有り難がって食べている。何とも恐ろしい構図ではないか」と結んでいます。日本人の食と健康を中国に預けてしまってはいけません。とにかく毎日しっかりとデトックスしましょう。デトックスに関しては、わたくし共にご相談ください。

ダイエットの新しい流れ ~ カロリー制限から糖質制限へ ~  2013.5

脂質は糖質に比べて、カロリーが高いため、脂質の摂取を控えれば良いとされてきました。そこで、アメリカでは国を挙げて脂肪摂取制限が行われました。その結果、30年後の肥満率は2倍以上に増えてしまいました。カロリー制限をしても痩せるどころか、逆に肥満になってしまったのです。太る原因は、脂質よりも糖質なのです。脂肪摂取量やカロリーを制限しても、糖質を多く摂っていれば太ってしまうのです。

Q1 ダイエットの他にどんな効果がありますか?
全身の血流と代謝がよくなり、免疫力も向上します。様々な生活習慣病の予防・改善が期待できます。

Q2 糖質はどのくらい必要ですか?
肥満や糖尿の方は、一食20gまで、一日60gまでです。糖尿でない方は、一日100gまで。初めての方は一日140gから始めてください。

Q3 糖質を減らすと低血糖になりますか?
なりません。肝臓内で血糖をいくらでも造るからです。(糖新生)

Q4 甘味料で使用できるものは?
エリスリトール。合成甘味料。

Q5 酒・飲み物で良くないものは?のは?
ビール、日本酒、炭酸飲料。良いものは焼酎、ウィスキー、辛口ワイン、コーヒー・紅茶(ブラック)。最近は糖質ゼロビール・清酒もあります。

米国の医学雑誌で証明されたダイエット効果
低炭水化物法(糖質制限食)が最も体重を減少させ、善玉コレステロールを増加させた。

ダイエット効果がもっとも高い低炭水化物食
  • 低脂肪法「カロリー制限有り」
  • 地中海法「オリーブ油を使ったカロリー制限有り」
  • 低炭水化物法「カロリー制限なしの糖質制限食」
  • 炭水化物=糖質+食物繊維
  • 糖質=糖類+糖アルコール+3糖類以上+合成甘味料
  • 糖類=単糖類+2糖類
  • 3糖類以上:でんぷん、オリゴ糖、デキストリンなど。
  • 2糖類:砂糖、麦芽糖、乳糖など。
  • 単糖類:ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど。
  • 糖アルコール:エリスリトール,キシリトール、マルチトール、ソルビトールなど。
  • 合成甘味料:アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテームなど。

PM2.5の発がん性  2013.2

これは午後2時半のことではありません。PM2.5とは、環境汚染物質で大気中の微小粒子状物質の一つです。今、国際的に大気中の粒子状物質、特に微小粒子の健康にたいする影響に関する関心が高まっています。1997年、米国において、PM10に関する環境基準に、より小さなPM2.5と呼ばれる微小粒子の環境基準が追加されました。

1972年、日本ではSPMと呼ばれる浮遊粒子状物質の環境基準が設定されましたが、粒径10μm(百万分の1メートル)以下のものと定義されています。PM2.5は2.5μm以下の粒子のことで、大きさを比較すると PM2.5<SPM<PM10 ということになります。粒子の発生源は大きく分けて、ディーゼル排気粒子に代表される化石燃料の燃焼による人工のものと、砂塵のような自然由来のものがあります。

PM2.5は人工発生源に由来する粒子のみを対象としています。粒径は人の健康に大きく影響してきます。人の呼吸器は口から気管を経て、最後に肺胞に達しますが、その間、気道は折れ曲がり、分岐を繰り返しながら、次第に細くなっていきます。

その過程で粒子は分級され、粒子の大きさにしたがって気道に沈着します。大きい粒子は気道の上部に沈着する割合が多く、一方、細かい粒子は気道の奥まで達する割合が多くなります。微小粒子は化石燃料が燃焼して生じた粒子およびガス状の大気汚染物質が大気中で粒子に転換した二次粒子などの人工発生源由来のものです。これらの粒子は自然由来の粒子よりも毒性が強いと考えられる成分を多く含んでいます。

また微小粒子ほど気道の奥に沈着し、肺がんや喘息などを引き起こします。WHOの国際がん研究機関(IARC)は今年6月、ディーゼルの排ガスは肺がんを引き起こすと認定しました。そこで欧州諸国は粒子状物質の排出の少ないエンジンを開発したのですが、旧型のエンジンに取って代わるには時間がかかり、途上国ではそうした技術の入手も難しいのて、世界中からこうした排ガスを減らすには、まだまだ時間がかかりそうです。

今年1月10日から14日にかけて、520万台に及ぶ車両の大渋滞、空気の乾燥などが重なったため、北京市内一帯は粉塵にまみれ、パニック状態になりました。北京では国際基準に基づいた大気汚染指数を毎日公表しております。この指数が100を超えれば危険で、最も危険な「300以上」とは「人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶレベル」ところが北京市で17ヶ所で「500以上」を、24ヶ所で「450以上」を記録してしまいました。

薬局のマスク売り場には人々が殺到し、病院も大混乱となったという。1月14日、アジア開発銀行は中国の環境分析を発表した。これによれば、中国の500都市のうち、WHOの基準を満たしている都市はゼロ。世界の「汚染都市ワースト10」のうち、何と7都市が中国国内でした。

大豆万能主義の落とし穴

健康には、炭水化物よりは良質のタンパク質を摂ることが必要です。大豆は“畑の肉”と言われ、豆腐や納豆などの大豆で作られた食品は良質なタンパク質をはじめ栄養面で優れた食材であり、卵や肉に比べてヘルシーで現代病の予防や健康維持に有効な食品として大人気で、この大豆万能主義の傾向は世界的に広まっています。

しかし本当に大豆食品から十分なタンパク質が得られるのでしょうか。食品に含まれるタンパク質の良質度を測る「プロテインスコア」というものがあります。それによると卵のスコアは100点満点で大豆や納豆は56にすぎません。因みにサンマは96、豚肉は90、鶏肉は87、牛肉は80で大豆よりもはるかにスコアが高いのです。したがって大豆万能主義は全くナンセンスなやり方と言える かもしれません。でも、一生懸命にタンパク質を摂取しても、その質が低ければ決して十分ではありません。では、何がタンパク質の「質」を左右するのでしょか。

タンパク質は、20種類のアミノ酸を並べたものですが、その並べ方によってタンパク質の性質が決まってきます。食品から摂取したたんぱく質はその中に含まれるアミノ酸が体内に必要な形に並び替えられるのです。その並び方を指示するのがDNAです。しかしいくらDNAが指示するといってもきちんと20種類の アミノ酸が体内に用意されていなければ体の各部分(例えば皮膚)は作られません。一つでも欠けていたらだめなのです。

この20種類のアミノ酸のうち9種類は自前で作れないものですが、この人体に必要な9種類のアミノ酸を人体が求めるのと同じ比率で含んでいるのが、良質タンパクです。そして100点満点のプロテインスコアを持つ食品が卵なのです。卵が大豆よりもはるかに優れたタンパク源なのですが、このことを世界中に広めてしまうと卵パニックが起こってあっという間に卵の供給不足が起こってしまいます。そこで白羽の矢が立てられたのが大豆でした。

大豆でしたら卵よりははるかに多い生産量を生み出すことができるのですから。と言ってもご自分の健康を考えるなら良質なタンパク源として卵を積極的にお摂りになることをお勧めします。コレステロールは上がりませんので念のため。

「塩」と「食塩」は違います  2013.2

「塩は摂りすぎると高血圧を誘発する危険な食品である」というのは間違いです。「塩」は海水から水分だけを蒸発させた自然海塩であり、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、ヨウ素といった海のミネラルが非常にバランスよく含まれています。塩は生命を維持するために7つの働きをしています。

  1. 体液の浸透圧を調節する。
  2. 血液のPHの均衡を維持する。
  3. 胃酸など消化液の成分となる。
  4. 神経伝達に関わっている。
  5. 栄養素の吸収を促進する。
  6. 食欲を増進させる。
  7. 発汗により体温を調節する。

「食塩」は化学薬品であって「精製塩」、いわゆる高血圧を招く食品です。食塩という名で売られている精製塩は海水から塩化ナトリウムだけを取り出したものなので、純粋な化学物質である塩化ナトリウムです。純度が高いものは質も高いと思いがちですが、それは工業製品や薬品ならそうです。こと食物となると話は全く逆で毒なのです。自然界から生まれた人間が、自然界にない純粋なものを摂って体に良いはずはありません。

日本人が深刻な高血圧になやまされるようなったのは、この精製塩が日本の塩として「日本専売公社」によって独占されていたからなのです。食塩では美味しい漬物ができません。それは乳酸菌が生きられない環境だからなのです。粗塩のような自然海塩を使用しましょう。

NOの分泌をして血管を柔軟にする

血管を若返らせるには、血液の中にNO(一酸化窒素)が多いか少ないかに左右されるそうです。このNOとは大気汚染の原因ともなる有害物質なのですが、身体の血管内皮細胞で作られるNOは血管を拡張する効果が大きいことが判明されたそうです。

NOを効率よく分泌させる方法

適度な運動で全身に血液を送り血管内皮細胞を刺激する。
具体的には、毎日歩くことが非常に大切です。
日常の生活でも、こまめに動いて、運動量を増加することが必要です。

風呂の入り方を改善する。まず、音楽など聞きながらリラックスして入ると副交感神経が優勢になって、NOの分泌が促進されます。お湯の温度は40~41℃、入っている時間は10分間、そして、肩までしっかりつかることです。NOが分泌されているという確認方法は、まず風呂に入る前に舌下の深部体温を計り、風呂の後でもう一度深部体温を計ります。1℃上がっていれば、NOは分泌していると言われています。
●サウナの条件 60℃、15分間入る。●足裏マッサージ●足指回し●足裏全体刺激